こんにちは、こばやんです。
今回は、ちょっぴりまじめなお話、パート②。
「はじめての投資信託で失敗しない選び方~つみたて編~」についてです。
(o^^o)「お金は増えたらうれしい!」
(´⊙ω⊙`)「でも、リスクはあまりとりたくない。」
(o^^o)「将来のために、なにか運用をしてみたい!」
(´⊙ω⊙`)「でも、なにをしたらいいかよくわからない。」
(o^^o)「興味はあるよ!あるある!」
(´⊙ω⊙`)「でも、勉強しようとすると眠くなる…」
投資信託って名前は聞くけど…
やってみたいけど…
いろんな感情が邪魔をする…!
もし、こんなふうにあと一歩を踏み出せない方は、
こちらのブログをお読みいただければ、
お悩みを解決するきっかけになると思います。
せっかく勇気を出して始めてみたのに、良いことがなかった!
と、失敗体験だけが残らないよう、
今回は、絶対に知っておかなきゃ損!
投資信託のつみたての活用法についてお話します。
contents
投資の三原則
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はじめての投資信託で失敗しない選び方⓪~投資信託ってなに?~
こんにちは、こばやんです。 今回は、ちょっぴりまじめなお話。 「はじめての投資信託で失敗しない選び方」についてです。 (o^^o)「お金は増えたらうれしい!」 ...
こちらの記事で
投資の三原則を紹介させていただきました。
投資の三原則は、
・分散
・長期継続
・つみたて
です。
今回はこのなかで
「つみたて」にフォーカスしていきます。
つみたての活用
「つみたて投資」は、
じぶんが決めたペースで、
機械的に買い付けを行うことです。
毎月1回、給料日に自動でつみたてる。
毎月2回、10日と20日につみたてる。
毎回、500円をつみたてる。
毎回、1万円をつみたてる。
じぶんが決めた日にちに、
じぶんが決めた金額が引き落とされて、
自動で投資していきます。
一度決めても、あとから
日にちも、金額も、変更は可能なので
「つみたてしすぎちゃったかも!」
「来月からお金ない!どうしよう><」
とはならないので、心配しなくてもだいじょうぶです♪
つみたてのメリット
わたしは、つみたて大好きマンで、
いろんなひとに回し者レベルで、つみたてをオススメしています。
そんなつみたての魅力(メリット)をお伝えします。
平均購入単価を下げられる
「平均購入単価」を下げられる・・・?
漢字が6つも並ぶと、だいぶ嫌になるわたしですが、
「平均購入単価」を下げられるとは、言葉のとおり、
‘’「買ったときの平均の価格」を下げていくことができる‘’ということです。
たとえば、
コロナ禍でのマスク。
今までは、数百円で買えていましたが、
2020年の3月、4月は数千円まで跳ね上がっていました。
まったく同じものなのに、価格だけが違うとき、
なるべく安く買えた方がうれしいですよね?
マスクが1パック
・1000円のとき、
・400円のとき、
・1600円のとき。
欲しいひと(需要)と、作っているひと(供給)の兼ね合いで、
どうしても、高いときもあれば、安いときもある。
なかなかピンポイントで安いときに買うのは難しいんです。
なので、
毎回ちょっとずつ買っておきます。
そうすることで、
買ったときの価格の平均を
低くできる可能性がぐーんとあがります。
今回の場合では、
それぞれ1000円、400円、1600円なので、
平均は「1000円」になります。
この平均の価格を下げるのに、
長期間の「つみたて」が有効なんです。
その理由を、
「ドルコスト平均法」でお話していきます。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、
「毎月おなじ金融商品を一定金額ずつ買い付ける方法」です。
「つみたて」とだいたい意味は一緒ですね。
ドルコスト平均法は、「つみたて」の投資専門用語みたいな感じです。
毎月おなじ金額を買い続けていくと、
値上がりしているときには、ちょびっとしか買えませんが、
値下がりしているときには、たくさん買えることになるんです。
たとえば、
毎月3000円の予算で、
マスクを買うことにしましょう。
1月のマスクの価格は、300円だったので、10個買えました。
2月のマスクの価格は、500円だったので、6個買えました。
3月のマスクの価格は、1500円だったので、2個しか買えませんでした。
4月のマスクの価格は、3000円だったので、1個しか買えませんでした。
5月のマスクの価格は、1000円だったので、3個買えました。
6月のマスクの価格は、600円だったので、5個買えました。
では、平均購入単価は、いくらでしょうか?
・
・
・
・
(3000円×6か月=)18000円で、
合計マスクを27個買えたので、
約666円です。
1500円や3000円の高いときにも、
買っていたにもかかわらず、
300円の安いときに多めに買えていたので、
平均では、1000円を下回っているんです。
もし、毎月マスクを1個ずつ買っていたとしたら、
合計6900円で6個買うことになるので、
平均購入単価は、1150円です。
だいぶ大きな差ですよね。
では、投資信託の例でみていきます。
・1月~12月まで
・毎月1万円ずつ
・合計で12万円分
・投資信託の「Aファンド」を買ったとします。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
基準価額(1万口あたり) |
¥10,000 | ¥9,200 | ¥8,800 | ¥8,000 | ¥7,600 | ¥7,000 | ¥6,900 | ¥7,100 | ¥7,300 | ¥7,800 | ¥8,200 | ¥8,500 | |
口数 | 10000口 | 10870口 | 11364口 | 12500口 | 13158口 | 14286口 | 14493口 | 14085口 | 13699口 | 12821口 | 12195口 | 11765口 | 151233口 |
購入金額 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥120,000 |
基準価額(投資信託の価格)をグラフにしてみると、こんな感じです。
下がって、ちょっと上がったかなくらい。
毎月の基準価額は、それぞれ異なります。
(マスクでいう値段ですね)
もちろん、買える口数も変わってきます。
(口数は、マスクの個数にあたる部分です)
では、問題です。
・1年間で口数は、151233口、買えました。
・1年間の投資額は120,000円です。
・基準価額が10,000円のときに投資を始めました。
・今の基準価額は8,500円です。
Q. 今は、儲かっていますか?
それとも損をしていますか?
・
・
・
・
正解は、儲かっています!
【持っている口数】 ✖ 【今の基準価額】と、
投資した金額を比べると、
151233口 ✖ 8500円 ÷10000(1万口あたりだから)=12,8548円
投資した12万円を比べると、
8548円プラスになっています。
ちょっと不思議じゃないですか?
投資をはじめたときよりも、基準価額が上がっていなくても、
プラスになるんです!
これは、基準価額が下がっているときに、口数をたくさん買えているからです。
これこそ、ドルコスト平均法の威力です。
「つみたて」ならではの魅力になります。
ストレスが少ない
投資をするにあたって、
損をしていたり、
価格が下がるのを見るのは
だれだって、嫌になりますよね。
そんなとき、味方になってくれるのが「つみたて」です。
さきほど、ドルコスト平均法では、
”下がっているときに、口数を多く買える”から、威力を発揮します。とお伝えしました。
そう。それならば、
下がっているときに、威力を発揮してくれる、
「つみたて」を味方につけてしまえば、こわいものがなくなります。
ストレスになりがちな、下落局面でも
つみたてならば、投資を楽しめちゃうんです。
「下がっているときは、安い価格で多めに買えているんだ♪」
って思えることは、精神衛生上、とても良いんです。
なにより、気持ちがだいぶ楽になりませんか・・?
100円からスタートできてはじめやすい
とはいっても、
はじめの一歩は、なかなか踏み出しにくいですよね。
毎月、数千、数万円・・・ともなれば、おサイフが痛い。
「しっかり考えないといけないなぁ」
と思うと、
余計めんどうくさい・・・・。
すっごく分かります。
わたしもそうでした。
”真剣”に投資について、考えはじめているからこそ、
めんどうくさくなってしまう、その気持ち。
どうせやるなら、金額は大きくしたほうが効率いいだろう。
でも、金額が張れば張るほど、
「勉強しなくちゃ」の無意識なプレッシャー。
その結果、
「うん!もっとちゃんと準備してからにしよう!」
と、後回しにしてしまうのでした。
わたしの良くないクセです。
そんなときは、
一度、肩の力をといてあげましょう。
毎月100円、500円。
その程度からでも、
まずは、はじめてみることをおすすめします。
「ちゃんとしていなくても、いいんです」
コンビニの珈琲一杯、
ワンコインのランチ1回分、
あなたの「とりあえず♪」で始められる金額からスタートしてみると、
持っているうちに、自然と興味がわいたりしてきます。
実は、わたしがそうでした。
持っていると、なんだかちょっと気になってきて、いつの間にか楽しくなりました。
つみたてなら、基本的に放置でいいのも、楽ちんです。
まずはお遊び程度から。
なんでもゲーム感覚でスタートすると、楽しみながら続けられませんか?
高値掴みをしにくくなる
投資で1番イヤなことは、「高値」で買ってしまうことです。
買った瞬間から、下がり続けるチャートを見るのはキツいと思います。
もし一括で、高値で買ってしまった場合には、
「あのとき、なんで買ってしまったんだ・・・」としばらく頭を抱えることになります。
でも、つみたての場合は
たとえ、1番高いときにスタートをしても、へっちゃらです。
なにせ、下がっていけば、どんどん平均購入単価を下げられるからです。
1番高いときの元通りまで上がらなくても、利益を出すことができます。
上がってもハッピー♪
下がってもハッピー♪
高値でつかむことを限りなく、なくしてくれる方法が「つみたて」なのです。
つみたてのデメリット(注意点)
ここまで、メリットのいいところをたくさんお話しちゃいました。
ここからは、注意点についても、きっちりお伝えしますね!
よーーーく聞いてください。
元本保証でない。
つみたても、「投資」です。
損してしまうリスクを極限まで減らした方法ではありますが、
中身を投資信託で運用する限り、
「ぜったいに損しません!!」とは言えないんですよね。
「損はぜったいしません、でも、利益はたくさんとれます!」なんていう投資があったとしたら、それは詐欺です。
投資には「元本が欠けてしまうリスク」もあることを、常に頭のなかにいれておいてくださいね。
とはいえ、投資の中で、1番安心してできる手法だと思うので、
まずは「とりあえず500円」でやってみる価値はありますよ♪
時間がかかる
・少額からはじめられる。
・長期間つづけることで、損をしにくくする。
このメリットを逆手にとると、
すぐに、大きな利益がでるわけではない、ということです。
唯一のデメリットでしょうか。
同じ10%上がったとしても
元手が違えば、得られる利益も異なります。
たとえば、
合計1000万円を投資したひとと、
合計10万円を投資したひと。
同じ10%上がったとすると、
1000万円は、1100万円に。
10万円だと、11万円です。
その差は歴然ですよね。
1000万円まで積み立てをするのには、時間がかかります。
投資金が大きければ大きいほど、
あがったときのリターンは得られますが、
はやく金額を大きくしようとして、
短期間で投資したり、
一括で投資して、
「もし、分散ができないまま、暴落してしまったら・・・?」
こう考えると、ちょっとこわいですよね。
損をする可能性を下げるために、分散投資をするんです。
ということは、
しっかり分散をしながら、金額を大きくしていくためには、
・毎月の金額を多めにしていくか?
・いかに早くからはじめるか?
この2つに絞られてきます。
利益に対して、税金はかかる
増えた利益ぶんについては、税金はかかります。
利益の約1/5は税金にもっていかれます。(2020年6月現在、20.315%)
「増えた分だから、しかたないよね♪」
と思うか。
NISAという知識をつけて「非課税の道」
を選ぶか。
それは、あなた次第です。
忘れちゃならない「つみたてNISA」
こちらは、別記事で書きますね♪
今回は、「つみたての上手な活用方法」についてお話させていただきました。
さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました!