こんにちは、こばやんです。
今回は、ちょっぴりまじめなお話。
「はじめての投資信託で失敗しない選び方」についてです。
(o^^o)「お金は増えたらうれしい!」
(´⊙ω⊙`)「でも、リスクはあまりとりたくない。」
(o^^o)「将来のために、なにか運用をしてみたい!」
(´⊙ω⊙`)「でも、なにをしたらいいかよくわからない。」
(o^^o)「興味はあるよ!あるある!」
(´⊙ω⊙`)「でも、勉強しようとすると眠くなる…」
投資信託って名前は聞くけど…
やってみたいけど…
いろんな感情が邪魔をする…!
もし、こんなふうにあと一歩を踏み出せない方は、
こちらのブログをお読みいただければ、
お悩みを解決するきっかけになると思います。
せっかく勇気を出して始めてみたのに、良いことがなかった!
と、失敗体験だけが残らないよう、
今回は、絶対に知っておく必要があるもの
投資信託のコストについてお話します。
投資信託のコスト
銀行で「普通預金」や「定期預金」をもっていても、手数料はかかりません。
でも、投資信託には、基本的に手数料がかかります。
まず、「買うとき」
次に、「持っているあいだ」
そして「解約するとき」
3つ全部かかるものもあれば、1個しかかからないものもあります。
投資信託で失敗をしないためには、
この3つの手数料には目を光らせておかないと
あとで痛い目をみることになるかもしれません。
「買うとき」にかかる手数料
買うときにかかるのは、購入時手数料といいます。
スマホの買い替えで考えると、
最初に買うときの初期手数料(事務手数料)みたいなイメージでしょうか。
銀行や証券会社の店舗に行って、
窓口で買うときは、だいたい1~3%くらい。
ネット証券を通して、じぶんで買うときは、0~3%くらい。
最近は、買うときに手数料がかからない0%(ノーロードと呼ばれる)も増えてきました。
たとえば、
投資信託を100万円買う場合、
必要なお金は、
手数料が0%(ノーロード)なら、100万円。
3.3%なら、100万円+33,000円となります。
最初に33,000円の差があるのは大きいんです。
仮に、1年間に5%上がるものがあったとした場合、
手数料が0%なら、
100万円は、1年後に105万円になっています。
5万円のプラスですね。
一方で、手数料が3.3%だと、
同じように100万円は1年後に105万円になっていますが、
手数料の33,000円ぶんがあるので、
プラスになった5万円から33,000円の手数料を引いておかないといけません。
すると、実質プラスになっているのは、17,000円です。
もし、1年間に3%上がるものを買った場合には、
手数料が0%なら、1年後、
100万円は103万円になり、プラス3万円です。
一方で、手数料が3.3%では、
100万円は103万になりますが、
プラスになった3万円から、手数料ぶんの33,000円を引くと、
1年後でも、運用の損益は、マイナス3,000円です。
購入時手数料がかかるのは最初の1回だけですが、
購入と同時に手数料がかかるということは、
ゼロスタートではなく、マイナススタートとなります。
運用の成績によっては、「数年経っても、マイナスのことがある」ということです。
このことは、頭にいれておかないといけません。
購入時手数料はノーロードの中から選ぶようにすると、ベターです。
ちなみに、まったく同じ商品(ファンド)でも、
購入時手数料は、銀行や証券会社によって変わってきます。
同じ商品なのに、買うお店によって
「0%のものもあれば、3%のものもある」ということです。
個人的には、ネットでやることをおすすめします。
ネット証券は、お店をもっていません。
人件費や店舗代がないぶん、
買うときの手数料がかからない”ノーロード”が多いので、
はじめの1歩に向いていると思います。
持っている間にかかる手数料
実は、投資信託は”持っているだけ”でも手数料がかかるんです。
スマホでいうと、月々かかる料金みたいなイメージでしょうか。
最初、わたしは「買うときにしか手数料はかからない」と思っていたのですが、大間違いでした。
持っている間はすべてのファンドが手数料をとります。
日割り計算で、毎日とられているので、手数料のなかで1番気にしてみるべき部分です。
儲かっていても、損をしていても、どんなときにもかかってきます。
ここでは、「信託報酬」「運用管理費用」「監査報酬」「売買委託手数料」などが当たります。
お堅い漢字がたくさん並んでイヤになりそうですが、
要は、おまかせしている”管理料”みたいなものになります。
マンションの管理費用のように、「お金を払うので、管理をプロにおまかせする」
投資信託についても、「詳しいことはよくわからないから、投資のプロにお金を預けて、運用をしてもらう”おまかせ料金”」
一般的には、年間0.1%~2.5%(+消費税)くらいがかかっています。
投資した金額の中から差っ引かれており、目に見えないため、
あまり手数料をとられている感覚にはならないかと思います。
しかし、長く投資信託を持ち続ける場合、
「信託報酬」の”たった0.1%の差”が、とても大きいんです。
たとえば、
1000万円を20年間
年間で0.5%かかる商品と、
年間で1.0%かかる商品で持ち続けた場合。
0.5%・・・・・毎年5万円×20年間で、100万円の手数料です。
1.0%・・・・・毎年10万円×20年間で、200万円の手数料です。
その差は、100万円。
0.1%違うと、毎年1万円異なることになり、
20年間では20万円の差になります。
この「信託報酬」「運用管理費用」が低いものを選んだほうが、運用効率は良いと考えられます。
決して「信託報酬」が高いファンドはすべてだめ、というわけではないですが、
失敗しにくい選び方としては、コストが低いに越したことはないです。
コストが低い投資信託
たとえば、
日経平均株価(日本の株式)や
NYダウ(アメリカの株式)などの
「指数」に連動する
「インデックス型投資信託」は、
信託報酬が0.5%以下と低かったりします。
写真でみると、どこに手数料が書かれているか、分かりやすいと思います。
・ベンチマークに「日経225」とあるものは、日経平均株価に連動するインデックス型。
・日経平均株価が上がれば、インデックスファンドも上がって、日経平均が下がれば、インデックスファンドも下がる、というシンプルなもの。
・買付手数料が「なし」になっているものは、購入時手数料がノーロード。
・「信託報酬(税込み)/年」が、どれも0.5%以下で良心的。
・信託財産留保額・解約手数料はどれも「なし」
解約するときの手数料
解約するときにも、手数料がかかる場合があります。
スマホでいうと、解約時の違約金みたいなイメージでしょうか。
「信託財産留保額」や「解約手数料」といわれます。
このあたりはないことの方が多いかもしれませんが、
手数料をみるときに一緒に見ておくとよいです。
まとめ
投資信託の手数料は、
・買うとき
・持っている間
・解約するとき
にそれぞれかかる。
はじめてさんは
・購入時手数料はノーロードを選ぶべし
・持っている間の手数料は、0.5%以下で安いものを選ぶべし
・解約手数料はない方がいいが、そんな気にしなくてもOK
・お店で買うよりも、ネット証券で買うべし