こんにちは、こばやんです。
毎日チャレンジ4日目!
今日はわりと早く仕事を切り上げられたので、いつもより時間があります。
じつは、毎回、今日中に書き上げられるかなぁ・・・と、ひやひやしながら記事を書いています。
とりあえず!完璧でなくていいから!と思って、スタートするのですが、
毎日それでも3時間くらいはかかっていることに気づきました。
構成も難しいし、思っていることをうまく言葉に出すにも苦手で、、文章の勉強はしているので、練習あるのみかなって思っています。
では、
気を取り直して、今日のテーマを発表します。
今回は、
「コンプレックスと強みは表裏一体?!」
ということについて、
「この男は人生で最大の過ちです。」に登場する
キャラクター「天城恭一」を例に語っていこうと思います。
「天城恭一」の特徴・要素を書き出す
この男の情報を羅列していくと、
・天城製薬の社長
・家柄が良い
・経営センスもある
・イケメン
・高身長
・研究者としても優秀
・海外の大学院卒
・小さいころから秀才
・女性の扱いがまるでお姫様
・(実はドM)
これを聞いてどう思われますか?
いいなぁぁ!羨ましい・・・?
自分もそうなりたかった・・・?
こんな人と付き合ってみたい・・・?
こんなスペックであれば、
世のいろんな人から、アプローチを受けるのは頷けますよね。
恭一は、どこをどうとっても、賞賛されるしかない人生を送っていました。
ですが、恭一は、「あるコンプレックス」を抱えていたんです。
では、問題です。
恭一は、どこにコンプレックスがあったのでしょうか?
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「天城恭一」のコンプレックス
恭一のあるコンプレックスとは、「称賛されること」でした。
恭一は褒められることが、大っっ嫌いなんです。
「称賛されること」がコンプレックスなんて聞いたことがありますか?
わたしは、褒められるとうれしくて、
たぶん褒められて伸びるタイプなのですが、
人には人の感じ方があるものなんですよね。
当初、褒められ嫌いな理由は、
ハイスペックな特徴ゆえ、
今までずっと褒められ続けてきて、
つまらないから。
学生の頃には
先生「IQテストの結果、驚きました。長年教師をやっておりますが、こんな高い指数見たことがありません。」
友達「また天城くん全統模試1位だって」「1位以外見たことないぞ」「大学は海外らしい」「日本のレベルじゃ収まらないか」
教授「君の論文はとても素晴らしい。弟子にしてくれないか」
こんな声ばかりを浴びていました。
自分が優秀であることは自覚しているが、
どんな横柄な態度をとっても、傲慢になってみても
周りの人はなにひとつ文句を言わないし、従う。
自分の行動を悪く言うひとが誰もいない。
すべて許されてしまう。
そんな環境でずっと過ごしていると、
「だれもほんとうの自分を見ていないのではないか」
「自分の肩書、才能だけしか興味がなくて、’自分’’にはだれも興味がないんじゃないか」
と思うようになっていたんです。
そして、褒められ嫌いになった1番の原因、
それは、「薬事訴訟」でした。
コンプレックスの1番奥にあるもの
恭一は、
「もし自分が失敗をしたら、失望するのだろうか」
「たとえば、もしこの完成した薬を強い副作用が起こる仕様にしたら・・・?」
「ここの配列を少し変えればすぐ・・・」
とまで思うようになっていましたが、
途中でばかばかしくなって辞めました。
ただそれから8年後、
実は、副作用が強い薬の方が
手違いで、世に出回っていたことに気づいたんです。
恭一は、訴訟という形でそれを知りました。
父親と弁護士にその話を聞かされて、
その場ですぐに
「申し訳ありません」
「意図的に副作用を強くしました。」
「僕が失敗したらみんながどう反応するのか試してみたくなって・・・研究者として最低なことをしてしまいました」
こう謝りました。
それなのに、
返ってきた言葉は
「やはり、恭一は頼もしい」
「こんな副作用をわざと強めるなんて誰にでもできることじゃない」
「副作用が出にくい薬もすでに作ってあるんだろう?」
「これからは、そちらを出せばいいだけの話」
「安心しなさい、全部もみ消すから」
「もちろん、会社のためにもだが、恭一は天城製薬にとって必要な人間。」
「研究者として価値ある人間なんだから、この程度のことで潰れてもらっては困る」
’こんなことをしてしまう人間なのに、それでも僕は咎められない。’
「研究者」じゃない
「社長」じゃない
「僕」をだれも見ていない。
こう思って、心の闇を抱えていました。
コンプレックスと強みは表裏一体
恭一は、
「称賛されること」=だれも「自分」を見ていない
と思い込んで、寂しかったんですよね。
この思い込みがコンプレックスを生んでいたと思うんです。
こんな称賛されることがコンプレックスになるなんて、、、
コンプレックスって、
その環境になってみないと理解できなかったり、
その人にしか分からないものってあると思います。
現に、周りの人は、恭一のそれをコンプレックスだとは思わない。
むしろ、恭一の強み、「いいな」って思う部分としか思わない。
「社長」「優秀な研究者」の立場になりたい人だってたくさんいます。
だからこそ、
この肩書という「特徴」をどう捉えるのか?
その人の考え方次第で、
特徴は、強みにもコンプレックスにもなりえるんですよね。
恭一は、
「社長」「研究者」「褒められる」という自分の特徴をうまく捉えられなくて、
ずっとコンプレックスに感じていましたが、
それは単なる特徴にすぎなくて、
恭一も「単なるひとりの人間」なんです。
そう恭一のことを思ってくれる人が、主人公である「佐藤唯」でした。
唯一、「ほんとうの自分」を見てくれる人に出会えた。
初対面で恭一を罵倒したことに感動を覚えて、
唯の奴隷になりたがり、
ここから恭一の「気持ち悪いほどのドMものがたり」が始まります。
「この男は人生最大の過ちです」の面白さについては、こちらの記事に書いてみました。
ということで、今日は
*コンプレックスと強みは表裏一体
*特徴の捉え方次第
ということについて、
漫画のキャラクターを通して語ってみました。
ありがとうございます。